食サポコラム
口腔ケア(セルフケアとプロフェッショナルケア)
湘南食サポート歯科事務局の片山です。
介護に携わられる皆様が普段から何気なく使われる「口腔ケア」という言葉ですが、この言葉が生まれた背景には高齢社会を迎えた日本の現状があります。
医療・介護の現場では歯磨きを指して口腔ケアと呼んでいるケースもあれば、歯磨きを含む口腔清掃から口腔リハビリテーションまでを包括して口腔ケアと呼んでいるところもあります。
今回の食サポブログでは口腔ケアをテーマに口腔ケアにおけるセルフケアとプロフェッショナルケア、そして介護者の方が口腔ケアのお手伝いを行われる際にご注意いただきたいポイントをご紹介させていただきます。
セルフケア
セルフケアとは、歯ブラシやフロス、歯間ブラシなどを使って自分自身でお口の中を清潔に保つことを指します。
しかしながら加齢に伴うお体の機能の衰えから、ご自身でお口の環境を整えることが難しいご高齢者に対して、必要最小限のサポートを介護者が行う口腔ケアも含めてセルフケアと言う場合もある様です。
「歯を磨く」という動作は、手指を動かすリハビリになります。
ご高齢者が使いやすい歯ブラシを準備して、できる限りのことは自力でやっていただくことが重要です。
介護に携わられる方は、仕上げ磨きや、磨き残しの最終チェックを行われると良いでしょう。
プロフェッショナルケア
プロフェッショナルケアとは、歯科 医師・歯科衛生士によるご本人様とその ご家族様、そして介護者に対する口腔清掃についてのアドバイス、日常的に清掃できない部位の専門的歯面清掃、および口腔機能に対するリハビリテーションを指します。
歯科医師、歯科衛生士が定期的に訪問を行う機会を「口腔ケアを任せる」時ではなく「普段行っている口腔ケアの方法の確認と普段感じられた疑問の解決」の場としていただけると良いと思います。
介護者の方がお手伝いを行う際
介護者の方が口腔ケアのお手伝いを行われる際に大切なのはご高齢者をよく観察して、その方のご状態に合ったやり方で口腔ケア行っていただくことだと考えます。
介護者の方にご注意いただきたいポイントは歯茎や舌、粘膜の色や状態、口臭などお口の中の様子に注視していただくことで、トラブルの早期発見につながります。
何か問題や異常に気づかれた際には歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。
口腔ケアを通じてご高齢者の生活の質を向上させ、お元気にご自分らしく生活していただくためにセルフケアとプロフェッショナルケア、そして介護者の方が行う口腔ケアのお手伝い、すべてをバランスよく取り入れることが大切です。
歯科治療全般、そして歯科医師・歯科衛生士が行うプロフェッショナルケア、介護者の方が行う口腔ケアの方法などでお困りの方がいらっしゃいましたら是非湘南食サポート歯科までお気軽にご相談ください。
医療法人社団若葉会 湘南食サポート歯科
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