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食サポコラム

低栄養のリスク


こんにちは。湘南食サポート歯科事務局の片山です。


今回の食サポブログでは、ご高齢者の方の低栄養のリスクに関してご紹介させていただきます。


肥満やメタボが健康に良くないという認識は幅広い世代で理解されていますが、ご高齢者の方の場合、肥満やメタボと同様かそれ以上に低栄養に対する注意が必要です。


ご高齢者の場合、「栄養の取り過ぎで心臓病死の危険性が高まる中年とは違い、低栄養(栄養不良)の方が死亡リスクにより強く影響する」という研究結果もあります。


低栄養とはエネルギーやたんぱく質が不足し、健康な体を維持するために必要な栄養素が足りない状態のことをいいます。


低栄養になると、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。筋肉や骨量が低下することで日常生活動作が低下したり、褥瘡ができやすくなったりします。


生活意欲の低下から食欲不振、そして筋肉量の減少というスパイラルに入るなど、様々なリスクをあげることができます。


低栄養状態にある方の特徴的な外観や動作は次のように現れると言われています。

  • 体重が6か月間の間に2~3Kgの減少、または1~6か月間の体重減少率が3%以上
  • 血清アルブミン値が3.5g/dl未満
  • 食欲の減少、歩くのが遅くなった、歩けない、ふらつき 
  • 風邪などの感染症や合併症にかかりやすい(免疫力の低下) 
  • 疲れやすい、元気がない、ボーッとしている 
  • 口腔内や舌、唇の乾燥
  • 握力の低下


これらの状態を参考に栄養状態を見ることができます。


また、低栄養というと、痩せた方が対象となるように思われますが、太っている方にも起きることがあります。


低栄養を防ぐには、いろいろな種類の食品を日頃から食べることが重要と言われています。これは、食べる食品の種類が多ければ多いほど除脂肪量(体重から脂肪の重量を除いた量)が増え、日常生活動作の向上傾向を示す分析結果に基づくものです。


食欲の減少などで、一度に十分な食事を摂っていただくことが難しい方には間食で牛乳などの乳製品、果物や市販の栄養調整食品を利用してカロリーやたんぱく質を補っていただくことも重要となります。


低栄養に関するより詳しいことがお知りになりたい場合や、お困りごとがありましたら、食サポート歯科までお気軽にご相談ください。



医療法人社団若葉会  湘南食サポート歯科
〒251-0875 神奈川県藤沢市本藤沢1丁目10−14
TEL 0466-84-2000


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