キービジュアル

食サポコラム

口腔機能低下症のサイン①

湘南食サポート歯科事務局の片山です。


今回は口腔機能低下症が現れ始める際に見られるサイン(症状)をご紹介させていただきたいと思います。


はじめに、口腔機能低下症は次の7つの症状を指します。

  • 咬合力低下
  • 咀嚼機能低下
  • 嚥下機能低下
  • 口腔乾燥
  • 口腔不潔
  • 舌口唇運動機能低下
  • 低舌圧。

この7つの口腔機能低下症の症状を知っていただくことはとても重要です。何故なら、それぞれの症状が進行していってしまうことが摂食嚥下障害に繋がるからです。


  • 咬合力低下


ある調査で咬合力は年齢が上がるにつれ,急激に減少するという結果が出ています。


咬合力の低下には,歯数の減少の影響が最も大きいと言われていますが,同時に加齢に伴う閉口筋群の筋力低下も咬合力の低下に拍車をかけると言われています。


咬合力が低下することで,自然と柔らかい食べものを好むようになり、その嗜好が食べものの選択と回避を左右し,栄養摂取に影響を及ぼします。


これまで普通に食べていらっしゃった好物などにお箸がすすまないご様子などが見受けられた際には、それが咬合力低下のサインかもしれません。


  • 咀嚼機能低下


咀嚼機能とは、一般的にイメージされる「噛む」という行為だけでなく、噛んだものを「纏めて」食塊にするまでの一連の行為を指します。


咀嚼機能が低下すると、食べものを上手く飲み込めなかったり、飲み込んでも口腔内に食べものが残ったりするためにお食事に時間がかかるようになります。


食欲の低下、お食事に掛かる時間がそれまでと比較して長くなった、摂食量の低下等が咀嚼機能低下のサインとして考えられます。


  • 嚥下機能低下


嚥下機能低下のサインとしてよく知られているのは、お食事の際の食べものをのみ込みにくそうなご様子やお食事の際のむせがあります。


同様に、お食事後の声や痰の量も嚥下機能低下を知る参考となります。


食後によく痰が出る、水を飲んだあとに痰が絡んだような声がするなどの場合には、食べものや飲みものが喉頭まで侵入していることが示唆されそれが嚥下機能低下のサインとなります。

食サポブログでは今後も、口腔機能低下症についてブログを書かせて頂きますので楽しみにお待ち下さい!


口腔機能低下症のサインに気づかれた際には、是非かかりつけの歯科医、または湘南食サポート歯科までお気軽にご相談ください。


———————————–
医療法人社団若葉会  湘南食サポート歯科
〒251-0875 神奈川県藤沢市本藤沢1丁目10−14
TEL 0466-84-2000

【歯のこと、食事のことでお悩みの方へ「食サポブログ」公開中】 
webサイト https://sss-dental.jp/  
【「登録フォーム」から簡単エントリー!あなたを優先的に募集のお知らせを送ります。】                     
リクルートサイト https://sss-dental.jp/recruit/
———————————-