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誤嚥性肺炎と口腔機能低下症の関係

こんにちは。湘南食サポート歯科の片山です。


肺炎が悪性新生物(がん)や、心疾患(心臓病)に次いで日本人の死因の第3位ということをご存知でしたか?


そして80歳以上の高齢者方達に於いては、死亡原因の1位になっていることを皆さんはご存知でしょうか?


がんや心臓病を、居宅や介護施設で減らすことは難しいと思いますが、肺炎は居宅や介護施設で明確に減らすことのできる疾病です。


肺炎が原因で亡くなる65歳以上の高齢者のうち、96%が誤嚥性肺炎によるものというデータもあり、ご高齢者の肺炎イコール誤嚥性肺炎と捉えることが出来ると思います。


誤嚥性肺炎とは、食道を通じて胃に送られる食べ物やだ液が、空気をおくる気道を通じて肺に入ることで起きる要因という理解が一般的だと思います。


日々の適切な口腔ケアで誤嚥性肺炎を減らすことが出来るというのは、現在では一般的に言われる様になりましたが、これは10年前では非常に革新的な考えでした。


皆さんは口腔機能低下症という言葉を聞かれたことはありますでしょうか?

これは、日本老年歯科医学会が2016年11月22日に東京歯科大学で発表を行った「高齢期における口腔機能低下症」の概念と診断基準で明示されたものになります。

具体的には、①口腔不潔、②口腔乾燥、③咬合力低下、④舌・口唇運動機能低下、⑤低舌圧、⑥咀嚼機能低下、⑦嚥下機能低下という7つの状態を診断し、このうち3項目が認められた場合を「口腔機能低下症」と判定するものです。


日々の口腔ケアを通じて、口腔不潔を防ぐことが誤嚥性肺炎の発症を防ぐだけでなく、介護者の方達がお口の状態を理解することが、口腔機能の低下を早期発見することに繋がります。


発音がハッキリとしない(咬合力低下、舌・口唇運動機能の低下?)、ムセル(低舌圧?、嚥下機能低下)、お口からものがこぼれる(咀嚼機能低下?)、日々の介護を通じて発見した気づきが誤嚥性肺炎を防ぐことに繋がります。


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口腔機能低下症に関する、より詳しいことがお知りになりたい場合や、お困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。


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